7月中頃から行っておりました浚渫工事ですが無事工事を完了することができました。
せっかくですので、今回の実施した工事内容についてご紹介を。
前回の記事でもご紹介した通り、安全な海の道をつくるために海底の土砂を
浚渫船ですくい取ることが今回の浚渫工事の目的で・・・・・
今回の工事では、玉野市胸上地内山田港入り口の岸壁付近で海底地盤を1mから
深いところで2m近く海底の土を取ることになります。
それでは実際の工事の流れを見ていきましょう。
日の出とともに1日の作業がスタートです
まずは前回ご紹介したグラブ浚渫船で海底の土をすくい取り、その土を土運船に積み込みます
こちらが土を一杯に積んだ土運船の中の様子
土運船を一杯で1隻あたり1,000m3ほどの土を積んでいることになります
1,000m3というと
小学校の25mプールおよそ3つ分相当が一杯になる土になります!
そして、この土を玉島ハーバーアイランドの埋立地まで運搬です
途中、瀬戸大橋を超え玉野から玉島まで片道5時間のちょっと長い船旅です
玉島ハーバーアイランド到着!
ここで、前回紹介することができなかった揚土船の登場です。
今回使用する揚土船は空気圧送船というタイプになります
こちらの船で土運船で運びこまれてきた土砂を船内に設置しているバックホウでいったん
揚土船内部の泥を貯めておく槽に送りこみまして・・・・・
空気の圧力で揚土船から配管でつないだ玉島ハーバーアイランドの埋立地に排出します
ここまでの一連の流れが浚渫工事となります
あとは、掘りきれるまでこれらの作業の繰り返しとなり、完了したものがこちらになります。
海面からの見た目上では、変化が全くわかりませんが
海底の土は今回の工事でおよそ58,300m3ほどの土が出ました
おおよそ、土運船で58隻
25mプールで例えると160個が一杯になる土量です。
以上が今回の工事の報告となります
皆様のお陰で工事の方も”無事故・無災害”で終了です!
最後になりますが、
7月中旬から8月末までの短い期間ではありましたが、
工事に際してご理解・ご協力頂いた企業・漁協・地元の方々にはお礼を申し上げます。
完成までの間、ご協力ありがとうございました。