みなさん、お世話になっております! ナイカイアーキット九蟠作業所です。
今回は、岡山市東区九蟠地区で工事を行います!
その工事は下記の場所となります。
吉井川の河口部右岸側の九蟠港の船着場の辺りです
この工事は高潮や地震に備えて、より強靭な堤防にするために堤防・護岸を作り変える
工事です。
記憶に新しい昨年の台風19号では、全国の37河川で50箇所を超える堤防の決壊がありました。
異常な気象によるものであるとはいえ、日本のインフラ(いわゆるコンクリート構造物)は
老朽化しているものが多数となっておりますので、非常に危険な状態です。
そのため、国土交通省のほうでは近年激甚化している災害で大きな被害が頻発している状況への緊急の対策とて、
「防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策」という計画が平成30年12月14日から推進されております。
転載元:https://www.kantei.go.jp/jp/singi/jyuyouinfura/index.html(首相官邸HP)
我々もそうした計画の一員として台風・大雨にも負けない強固で堅固で頑固な新しい堤防を作っていきたいと思います!
工事の内容としましては、現在の老朽化した護岸コンクリートを取り壊し、新たに水の浸入を防止し、
護岸を支持させるための鋼管杭を鋼管杭圧入機ジャイロパイラーを使って地下へと入れ込む工事になります。
こちらの鋼管杭は、直径2m・長さ23mとスケールの大きいもので、これだけの径の鋼管杭を施工した実績は国内ではまだ1件だけです!
そして、この鋼管杭を入れ込む為に使用する機械「ジャイロパイラー」も国内で生産されているものはまだ1台だけなんです!
護岸工事は全国的に行われておりますが、工事内容では全国でも有数のものとなっております。
くわしくは、また鋼管杭の施工がはじまりましたらお伝えします。
現在は、護岸の取り壊し・鋼管杭の入れ込みをするための工事ヤード整備中です。
工事を行うにあたって、近隣の住民・漁協関係者の方には通行の制限等でご迷惑をお掛けいたしますが、
工事へのご理解・ご協力のほうよろしくお願いいたします。